笑顔は周りに伝染する。って話。


もともと人の脳には顔細胞という、顔や顔のように見えるモノを瞬時に認識する機能が備わっているらしい。
天井の染み、野菜など顔ではないモノに、顔っぽさを見つけるのはそのせい。

つまり、人は無意識のうちに人の顔に敏感に反応している。

赤ちゃんが人の顔をジーッと見つめるのもそのため。
かわいい赤ちゃんに見つめられると、こちらも笑顔がこぼれますよね。赤ちゃんは特に笑顔に反応しますから、その顔を見て笑ってくれるとさらにうれしい気分になる。
これと同じことが、大人同士でも笑顔の人に出会ったときに起こっている。笑顔は人から人へと伝染する。

私たちは、顔細胞の働きによって表情に敏感に反応し、反射的に伝染していく。自分以外の個体の行動を見て、自分が同じ行動を取っているかのように反応する脳の神経細胞「ミラーニューロン」が働くからだ。

「笑顔の人につられて笑顔になると表情筋が刺激される。
すると、ドーパミンやエンドルフィン、セロトニンといった快に関する神経伝達物質が分泌され、気分がよくなる。
すると、相手もまた笑顔につられて笑顔になるので、お互いにいい気分が伝染する。

笑顔は循環し、増幅していく。


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